心拍数計測のアドバイス


COROSのウォッチは、心拍数計測に光電式容積脈波記録法を採用し、LEDで皮膚の毛細血管に光を当て、その反射光を集めて血流情報を計測し、ソフトウェアアルゴリズムで心拍値を算出します。 データの精度や安定性は、ユーザーの体格差や外部環境の影響を受けるため、以下のような使い方を推奨します。


ウォッチの正確な装着位置

ウォッチの締め具合は心拍数の計測の正確さに最も重要な要因となります。 日常生活では、手首の骨の盛り上がった部分から指1本ほど手前に装着し、ウォッチ背面のセンサーと皮膚とをしっかりとフィットさせて、光の漏れがないようにすることが必要です。

(日常シーンの装着位置)


運動時には手首の骨の出っ張りから指2本分は離して、ストラップは普段より1つ内側のきつめの位置で装着し、センサー面を肌に密着させることをオススメします。 ウォッチを強く締めすぎると、血流が悪くなる可能性があるのでご注意ください。

(運動時の装着位置)


(ぐらつかないように装着)


センサー(ウォッチ背面)と皮膚の接触部分を綺麗に保つ

● 定期的に手首からウォッチを外し、ハンドソープや水でウォッチ本体、バンド、皮膚の接触面についた汗、ホコリ、日焼け止めクリームなどを洗い流してください。

 激しい運動後は毎回の清掃をオススメします。

 長時間着用の際、同じ位置に装着し続けることは皮膚を刺激する可能性があるので、位置を調整するか、もう片方の腕の手首に着用するなど調整してください。

 センサー表面には光学レンズが装着されているので、硬い物や石などとの接触を避けてください。


ウォッチを最新バージョン更新する

COROSの光電アルゴリズムは、実験的なデータ収集とユーザーからのフィードバックに基づいて常に最適化されており、新しい心拍数アルゴリズムは、ウォッチのファームウェアのアップデートとともにプッシュ配信される予定です。


光学式心拍計測の精度や安定性は、ユーザーの体格差や外部環境の影響を受け、

シーンによっては全く動作しない場合がある

 寒い屋外で運動すると、血流が悪くなりって心拍数が計測しにくくなります。 手が冷たく感じる場合は、十分に温めてから運動を開始してください。体温が上昇して手首への血流が増加すると、センサーはより正確な心拍数データを取得します。運動中はできるだけ手首を温めてください。

(運動開始前のインターフェイス)


 でこぼこ道でのサイクリングなど、一部のスポーツシーンでは手首への強い振動や規則的な振動が心拍計測の精度に影響します。

 ラケットを持って力を入れるときや筋力トレーニングのときは、センサーが手首に密着しないため、心拍数の計測精度に影響が出ます。

 水泳時の体表温度の低下や、激しい手の動きによる水流が光学式センサーに干渉すると、心拍数の測定精度に影響が出ます。

 スキーや夏季のランニングなどで袖の外側に装着する場合は、センサーが直接肌に触れず、心拍数を正確に計測することができません。

 運動の最初や途中で、時計に表示される心拍数が自分の感覚と異なる場合は、少し休憩し、心拍数が感覚とリンクするまで運動を続けることをオススメします。

 高強度インターバルトレーニング専用の心拍数アルゴリズムを開発中で、ウォッチのインターバルトレーニングモードをオンにしてトレーニングすることを推奨しています。

 あらゆるスポーツシーンでより正確で信頼性の高い心拍数データを得るためには、ANT+またはBluetooth Smartプロトコルを搭載した心拍バンドを購入してウォッチと接続することをオススメします。

 光電式心拍センサーと心拍ベルトでの心拍データはあくまで推定値であり、医療機器として同等ではありませんので、参考程度にしてください。