睡眠の評価

*対応機種:PACE 2、PACE 3、APEX 2/2 Pro、VERTIX 2、VERTIX 2S

COROSウォッチを一日中着用すると、あらゆる睡眠をモニタリングできます。3時間未満の睡眠は仮眠としてカウントされますが、睡眠段階の詳細が表示されません。3時間以上の睡眠は、睡眠ステージの内容が表示され、深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠などの各段階での睡眠時間が確認できます。

睡眠の質は直近日の睡眠データと睡眠段階から評価され、3時間以上の睡眠を取ると睡眠の質の分析が確認できます。睡眠の質は、とても良い、良い、普通、やや寝不足、寝不足の5つの評価があります。


睡眠時間:夜間睡眠と仮眠を含めた1日の総睡眠時間。

睡眠段階:各睡眠段階(浅い眠り、深い眠り、レム睡眠)が評価され、各段階から計算式に従って総合的な睡眠の質が評価されます。

参考までに米国の睡眠学会では、成人の1日の推奨睡眠時間は7~9時間だとしています。 しかし個人差があるため、6時間睡眠でリフレッシュできる人もいれば、10時間睡眠でもまだ眠いという人もいます。 多少寝過ぎてまだ眠たくても、目覚めがスッキリしていればそれは良い睡眠だと言えるので、心配する必要はありません。睡眠時間が6時間未満だと、ほとんどの人にとって睡眠不足とみなされ、日中の活動のためには不十分です。 逆に睡眠時間が10時間を超えると、一般的には過剰睡眠とみなされ、睡眠段階の偏り・バランスの悪さや身体的な問題を引き起こす可能性がります。過剰睡眠が長期間続く場合は、速やかに医療機関に相談することをオススメします。


夜の入眠時に、通常4~6回の睡眠段階(浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠)を繰り返し、各サイクルは平均60~90分続きます。 各サイクルでは、睡眠段階と覚醒段階が交互に繰り返されます。 睡眠段階は3時間以上の睡眠データで表示され、15分~3時間の睡眠は仮眠として睡眠段階が表示されません。睡眠段階の違いについてはこちらをご覧ください。


COROSウォッチが記録する睡眠時間は、総睡眠時間と覚醒時間を足した時間です。覚醒時間の割合が低いほど、効率的な睡眠だといえます。

仮眠は15分〜3時間の長さの睡眠だと認識され、比較的短時間であることから睡眠段階を示しません。また、仮眠の時間が長すぎたり、15時以降の仮眠は、夜間の睡眠や心身の回復に影響を与える可能性があります。



よくある質問

1つの睡眠段階以外はすべて「正常値」にもかかわらず、睡眠評価が低下するのなぜですか?

各睡眠段階の評価において、正常範囲外のスコアが1つでもない限り、全体的なスコア計算において各睡眠段階の評価が等しく加重されます。ただし、スコアの悪い睡眠段階があると、睡眠スコアの低下に影響します。

このため、1つの睡眠段階のスコアが非常に悪いと、他の睡眠段階のスコアが正常値でも睡眠スコアが「最高値」になることはありません。 睡眠の質を高めるには、すべての睡眠段階のバランスが取れている必要があります。



睡眠の質や睡眠段階が表示されないのはなぜですか?

COROSウォッチに記録された3時間未満の睡眠は、仮眠とみなされ、睡眠の質や睡眠段階の表示が行われません。

しかし、仮眠はその日の総睡眠時間の一部となるので、1日間の睡眠スコアに好影響を及ぼします(1日間で仮眠に加えて3時間以上の睡眠を取った場合)。