ECGセンサーとは


COROS APEX 2/APEX 2 Pro/VERTIX 2を使用している場合、バックキー長押し → ヘルススナップショット機能が利用できます。


生体電気とECGセンサー

心臓は心周期ごとに、ペースメーカー、心房、心室が興奮し、生体電気とともに変化します。

生体電気とは生物の生命活動の過程で、器官、組織、細胞に生じる電位や極性の変化であり、生体組織の基本的な特性です。

(人体のあらゆる活動は生体電気と密接に関係している)


心電図は、生体電気活動を総合的に把握するために医療現場でよく使われており、手足6本、胸部6本の計12本で体内心電図を構成しています。


上の図は以下のそれぞれです。

1、「左腕と右腕」の電極間の電圧差

2、「左脚と右腕」の電極間の電圧差

3、「左脚と左腕」の電極間の電圧差


COROSはウォッチの先端に心電センサーを配置し、上記のリード1を用いて心拍で発生する生体電力を記録します。片方の手でダイヤルを押しながら、リラックスして座った姿勢でウォッチを装着することで、リード1を実現して関連データを測定することができます。


ECGとPPGの区別

VERTIX 2が登場する以前のCOROS製品は、光電センサー(PPG)で心拍数などのデータを収集していました。 心電図(ECG)が心臓の収縮による変動を反映するのに対し、PPGは血管の収縮による変動をフィードバックすることで心拍数を計測することができます。 もちろん、PPGの信号強度や精度はECGほどではなく、温度などの外的要因の影響を受けやすいのです。

(ECGとPPGの波形の差異)


ECGはPPGに比べ、生体電気信号の検出速度が速く、タトゥーや肌の色、体毛などの身体的要因に制約されにくいのです。 そのため、最大心拍数など高精度の心拍データが必要なテストやトレーニングでは、光電式心拍計だけに頼らず、ランナーに心拍バンドの装着をオススメします。


COROSのECGセンサー

VERTIX 2はECGセンサーを搭載していますが、心拍ベルトの代わりになるものではありません。 時ウォッチに搭載されたECGセンサーは心拍バンドに比べて安静時のデータを容易に収集できるため、ランナーにHRV指標などの重要な情報をより早く、より簡単に提供することが可能です。

※ウォッチのデータはすべて参考値であり、医療機器の代用品として使用できる限りではありません。