アウトドアクライミングモードの使用について

アウトドアクライミング(旧マルチピッチモード)の使い方

アクティビティメニューでアウトドアクライミングを選択します。初めてこのモードを使用する場合は、グレードシステムを選択する必要があります(グレードシステムは後に設定から変更できます)。


アクティビティ開始前に、正確な初期モード(アプローチ、登攀、降下)を選択してください。

高精度のデータを得るためには、ウォッチが強いGPS信号を取得できるよう、アプローチ前にアウトドアクライミングのトラッキングを開始してください。 特に、クライミング前に麓でアクティビティを開始した場合、岩壁やオーバーハングによってウォッチが衛星信号を取得することが難しくなります。

アプローチフェーズでは、ダイヤルを1回押してアクティビティを一時停止し、「次へ」を選択して他のフェーズに移ります。登攀フェーズで最初に表示されるページ(上図)はデフォルトで編集できませんが、その他のデータフィールドページはすべてCOROSアプリでカスタマイズできます。


クライマーはラップボタン(バックボタン)を押して、ピッチごとに記録することをオススメします。ビレイステーションに到着した時に、すぐにそのピッチを記録しておくと、グレードを記録して登った高さと登攀時間を確認することができます(データを見返した時の効率アップに欠かせません)。もし、2ピッチ、3ピッチを繋げたり、記録し忘れた場合、ラップボタン(バックボタン)を押して、2ピッチ、3ピッチのどちらを登ったかを選択し、1番難しいグレードを記録します。

トミー・コールドウェルとアレックス・オノルドがヨセミテのエル・キャピタンの全てをたった2ピッチで登ったような、極端なサイマルクライミングの場合、彼らはブートフレークの頂上でウォッチから1ピッチを記録し、「ガイドブックに従って16ピッチを登った」と記録し、残りの15ピッチを続けてゴールすることができました。


登攀フェーズでダイヤルを押すと、アクティビティが一時停止され、次のフェーズ(アプローチまたは下降)に進むか、アクティビティを終了するか、ピッチデータを確認するか、後で再開することができます。



アクティビティサマリーでは、COROSアプリで個々のセクション(全般、アプローチ、登攀、下降)を確認することができます。全般、アプローチ、登攀、下降セクションはハイキングモードと同じ内容です。

ピッチとクライミングを長期間コンスタントに記録していると、1週間、1ヶ月、1シーズンに何ピッチ登ったかを簡単に確認できます。