トレーニング効果/ゾーン


より正確にトレーニング効果を評価する

EvoLabはトレーニング効果を「有酸素効果」と「無酸素効果」の両面から評価します。一般的にはトレーニング時間や強度に比例してトレーニング効果が高まります。

有酸素効果:中・低強度のトレーニングを長時間行うことで得られる有酸素系のトレーニング効果。

無酸素効果:疾走時間がおおよそ2分以内の高強度インターバル走などでの無酸素系のトレーニング効果。


運動時にウォッチで、トレーニング効果をリアルタイムで確認できます(下図左を参照)。練習目的とリアルタイムの測定結果によってペースや心拍数を適宜調整し、質の高いトレーニングを実現します。

運動後には、ウォッチの運動記録からトレーニング効果の評価が確認できます(下図右を参照)。例えば、LSDの長時間走を行った時は無酸素効果よりも有酸素効果のスコアが高いでしょう。



屋外ランニングに対するトレーニングゾーン

トレーニングゾーンはトレーニングのパフォーマンスの可視化に役立ち、それ以降のトレーニングの方向性を定める際の参考となります。なお、トレーニングゾーンのデータはラン/トラックランモードのみ対応しており、目的に沿った練習だったかが確認できます。

強度と負荷の違いにより、以下の6つのトレーニングゾーンに分類できます。


リカバリー:リカバリーの質の維持

有酸素:基礎の有酸素能力の向上

テンポ:一定ペースを刻んでいく能力の向上

閾値:LTペース(乳酸性閾値ペース)の向上

VO2 Max:VO2 Max(最大酸素摂取量)の向上

無酸素:無酸素能力の向上(解糖系)



トレーニング効果/ゾーンのの結果から計画を調整する

運動後、トレーニング効果/ゾーンの結果からトレーニング状況を確認でき、目標に対しての達成度などから次回のトレーニング計画を調整します。



例えば、有酸素のトレーニングゾーンである低強度の練習を予定していたものの、予想外にもペースや心拍数が上がってしまうことで、トレーニングゾーンが「VO2 Max」と表示されることもあります。ここでは大きなトレーニング負荷からオーバートレーニングを回避するため、トレーニング負荷や疲労具合などの数値を参考にして次回のトレーニング内容を調整してください。