ランニングレベル/パフォーマンス


EvoLabはユーザーのプロフィールデータと運動データに基づいて、それぞれの運動後にユーザーの能力やランニングパフォーマンスの数値を表示します。ランニングレベルとランニングパフォーマンスのデータからは、自分のレベルや直近のトレーニング状況などを総合的に把握することができます。


ランニングレベルとパフォーマンス予測

EvoLabはユーザーのプロフィールデータと運動データの分析から「ランニングレベル」という数値でロードランニングでの能力を評価します。スコアが高いほどランニングレベルが高く、ランニングレベルの変化をアプリ内の「パフォーマンス予測」から随時チェックできます。通常、短期間でランニングレベルは大きく変動しませんが、トレーニングのレベルが上がるにつれてランニングレベルも徐々に向上していきます。


ランニングレベルが異なるランナーは、それぞれトレーニングの強度や負荷が違います。ランニングレベルのスコアが低いランナーは、高強度または長時間のトレーニングをすることは容易ではなく、徐々にトレーニングの時間と強度を増やしていくことが目標となっていき、ランニングレベルのスコアが高いランナーは、より専門的(特異的)なトレーニングメニューを目指していくことでしょう。


ランニングレベルのスコアは直近のトレーニングデータに基づいており、トレーニング状況の変化でスコアが変動していきます。また、EvoLabはランニングレベルに基づいてマラソン、ハーフマラソン、10km、5kmのパフォーマンス予測を行いますが、ランニングレベルのスコアの変動によってパフォーマンス予測のタイムも変動していきます。


ランニングレベルやパフォーマンス予測はおもにベースフィットネスの状況から評価されますが、実際にはそれ以外の要素、例えば体調や技術的な要素も実際のパフォーマンスに影響することがあります。


ランニングパフォーマンスとその意義

ランニングレベルの評価に基づき、運動後にCOROSのウォッチは毎回、ランニングパフォーマンスのスコアを表示します。この指標はパーセンテージで表示され、例えば101%というスコアであれば、現在のランニングレベルの101%のランニングを行ったこととなり、ユーザーがその時々のパフォーマンスを把握しやすくなります。



ランニングパフォーマンスが96%未満

ランニングパフォーマンスが96%未満の場合、ユーザーのランニングレベルからみて物足りないという意味合いを持ちます。その原因は内的要因(過度疲労、睡眠の質が悪い、不適切な食事など)と外的要因(天候のコンディション不良)などが挙がります。


優秀なランニングパフォーマンス

ランニングパフォーマンスが101%以上の場合、ユーザーのランニングレベルからみてそれ以上のパフォーマンスだったことを意味し、優れたコンディションであることを示します。常に高水準の数値を維持することで自身のランニングレベルが向上し続けます。システムも随時、ランニングレベルの評価を更新します。




一定期間、ランニングパフォーマンスの変動に注目して、ユーザーが自分の状態を把握するのに役立ちます。良い数値を維持し続ければ、体調が良く競技に適した状態であることを意味します。逆に悪い数値を推移している時は、体調を考慮して十分な休憩と回復時間を確保してください。


ユーザーは自身のランニングレベルの数値から、自身の能力を把握できます。また、ランニングパフォーマンスの数値からは自身の状態を確認することができます。自身のランニングレベル/パフォーマスを併せて確認しながら、良いトレーニング計画を作成、修正することで、より良いトレーニング効果が期待できます。