「EvoLab」よくある質問


Q. ランニングパフォーマンス表示されない時があります。

ランニングパフォーマンスとは、屋外ランニングの成果を評価するもので、屋外ランニングやトラックランモード終了時にのみ表示されます。100%を基準点に%の数値が高いほど、パフォーマンスが良好だといえます。トレーニング強度が低く、また短時間運動ではランニングパフォーマンスが計測されません。

屋外ランニングやトラックランモードでは、最低10分以上の運動と最大心拍数の70%以上(70%HRmax以上)の心拍数を一定時間維持する必要があります。 この基準に達していない場合はランニングパフォーマンスが表示されません。


短時間のインターバルトレーニング

インターバル走では疾走時と休息時で速度が大きく異なるため、精度の高いデータを取得することカンタなことではありません。ショートインターバルのパフォーマンスを総合的に評価しても、持久運動としては参考程度に留まります。したがって、インターバル走の1セットの疾走時間が3分未満ならランニングパフォーマンスは下図のように表示されません。


ここで重要なのは、ランニングパフォーマンスはあくまでその時々の状態に関する指標であって、トレーニング時にランニングパフォーマンスの数値が表示されないからといって、特に気にすることではありません。


Q. ランニングパフォーマンスが上がったのに有酸素能力が減少するはなぜかしょう?

ランニングパフォーマンスの数値は1回のセッションにのみ計測され、良いセッションであればあるほど数値が高くなります。したがって、現在の有酸素能力に基いて評価されます。


有酸素能力とは一定期間の競技データに基づいて個人の能力を総合的に評価したもので、ランニングパフォーマンスのベースとなります。ある期間、常に高いランニングパフォーマスを維持することは他の能力の数値上昇に繋がりますが、例えば1回だけランニングパフォーマンスの数値が高くても他の能力の数値上昇に繋がらないことがあります。逆に、ランニングパフォーマンスの影響で他の能力の数値が低下する可能性すらあります。


Q. EvoLabは天候や標高など外的要因の影響を受けますか?

現在、EvoLabは温度、湿度、標高などの要素を基準範囲として含めていません。しかし、上記の要素がパフォーマンスに及ぼす影響は以下の通りです。


温度/湿度

季節の変化などで温度/湿度は急激に上昇する時は、パフォーマンスや運動能力の低下が起こります。体が暑熱順化をした場合、パフォーマンスや運動能力は安定し、一定のレベルに達しますが、ラベル パフォーマンスは実際の運動状態によって変化します。 夏季は他の季節に比べて運動能力や生理指標が低下しやすいと言われています。



標高

急激な標高の上昇(1800m以上の高地)は、酸素濃度などの要因で運動能力、パフォーマンス、生理指標を短期的に低下させることがあります。そこで適度な高地順応をするとデータは安定しますが、それでも平常時の数値を下回ります。これらの客観的な環境要素は、今後EvoLabの参考範囲に組み込まれ、ユーザーの運動能力やパフォーマンスを適切に評価できるようなります。


Q. パフォマンス予測と実際の走力が大きく異なります

パフォーマンス予測は、直近のデータと個人の能力を組み合わせた予想数値であり、実際の走力と大きく異なる場合は、具体的に分析する必要があります。 分析前に、最大心拍数と安静時心拍数が正確な数値であるかどうかを確認する必要があります。


パフォマンス予測よりも走力が高い

パフォーマンス予測よりも実際の走力が高い場合は、手動入力で予想できるタイムを修正してください。一方、故障や休養期間、夏季などパフォーマンス予測に満たない場合は、トレーニングの経過とともに能力が向上することを観察してください。現在のトレーニングデータに基づいているため、時間をかけてリアルタイムで再調整が行われます。


パフォマンス予測よりも走力が低い

パフォーマンス予測よりも実際の走力が低い場合(例えば、パフォーマンス予測のマラソンが3時間30分で、あなたの自己記録が3時間40分より遅い場合)は、手動入力で修正することをオススメします。システムは入力されたタイムをもとに再計算を行います。


Q. システムの乳酸閾値心拍数/ペースと実際の感覚がリンクしているかどうか

EvoLabは運動データから乳酸閾値心拍数/ペースを自動的に決定します。 最大心拍数など個人の生理学的数値が正しく記入されていることを確認した後、予測データがずれていると思う場合は、次のテストを行ってください。

ウォーミングアップの後、乳酸閾値心拍数/ペースで20~60分程度のテンポ走を完了できれば、予測データに大きなズレはないでしょう。また、疲労感や筋肉痛をあまり感じることなく、60分以上走り続けられると感じた場合は、予測された乳酸閾値心拍数/ペースが遅いと考えられます。 乳酸閾値ペース/心拍数の予測も直近の運動データに基づいているので、過去のデータを基準に考えることが推奨されません。

また、ユーザーの中には「予測データがいつ表示されるのか」を気にする人もいます。 新しいユーザーや、しばらく運動記録を蓄積していないユーザーの場合、ウォッチやアプリでデータを見る前に、システムが適応するためにはある程度の運動データの蓄積が必要です。